髪の毛は治らない
こんにちは。HIROKIです。
今日は髪の毛は治らないことについて書いていきます。
結論から入っていますが、髪の毛は治りません。髪の毛は毛母細胞が細胞分手列すること伸びていきますが分裂後の髪の毛の細胞は死んでいます。
よく、ダメージを受けた髪の毛を死んだなど表現してる方もいますが元から死んでいます。 この場合死んだといっている内容に違いはあります。
生きている細胞、例えば皮膚は傷つけば自己治癒します。ケガをしても時間をかけてふさがっていきますが髪の毛はそれができません。
100パーセント綺麗な状態は細胞分裂してできた瞬間です。そこからは毛穴から出てきて色々な刺激や環境でダメージを受けていきます。
カラーやパーマはダメージのイメージがつきやすいと思いますが極端な話、髪がこすれる、シャンプーをする、髪を切る、とかす、すべての行為がダメージにつながります。
カットで傷むのは、生えたばかりの髪の毛は先細りです。カットする事で断面になります。切れないはさみや、定期的に研いでいないはさみではこの断面が汚くなります。切るというより潰れたようになってしまい枝毛の原因の一つにもなっています。糸などを切れないはさみで切るとバサバサにほつれて切れるのと同じ理屈です。
余談ですが初めてカットするときの髪の毛でないと筆を作るとかできないのは毛先が断面になってしまっているからです。
シャンプーも髪に優しいものはあっても髪に良いものはありません。
髪の毛のダメージはダメージホールといって髪の中に穴が開いていくイメージです。トリートメントはその穴を埋めて一時的に綺麗な状態にしますが髪の毛が治っているわけではないです。シャンプーを繰り返すたびに少しづつ流れ出ていきます。洗浄力が強いシャンプーほど持ちも悪くなります。
ただ、トリートメントをすることでダメージに強くもなります。ダメージを肩代わりしてくれています。何もしていないと直接ダメージが広がっていくためです。美容室でのトリートメントはダメージを抑えて綺麗な状態を保ちやすくしてくれます。セルフだと表面のコーティングはできていても中にしっかりと浸透せさせることはなかなか難しいです。
髪の毛が自己治癒、もしくはトリートメントで治っているのであればバサバサになった髪の毛も艶々に戻りどんな施術も今までの履歴を気にずにすることができます。それはできないので髪の毛は治らない、髪のダメージは100からの減算で0に近づくと限界を迎えビビり毛になったり切れ毛、枝毛となっていきます。そうなったら切る以外綺麗にすることはできません。
ここ数年ダメージレスブリーチなどと詐欺まがいの売り方をしている方もいますがこれについてはまた別の時に書いていきます。